懐かしさや人の温もりを感じる「秋祭り」特集
山や川などの大自然に囲まれる西中国山地エリアは、毎年10月から11月になると紅葉に色づく山々が美しく色づきます。
毎年この時期になると安芸太田町には、多くの方が訪れます。その理由は、紅葉の色づきを見に来るだけではなく、実りの秋ならではの美味しい食べ物やこの時期にしか出会えないモノやコトと出会える秋祭りがあるからです。
今回は、田舎ならではの懐かしさや人の温もりを感じられる秋祭りを3つご紹介していきます。宜しければ、ご家族や大切な方々と過ごす時間のご参考にしてください。
今回ご紹介する3つの秋祭り
令和6年度開催:龍姫湖まつりin温井ダム 10月20日(日)
令和6年度開催:つつがふるさとまつり 11月10日(日)
令和6年度開催:楽市・楽座 加計五サー市 11月9日(土)・10日(日)
それでは、どんな楽しみや景色が待っているのか、みていきましょう。
普段は入れない場所へ『龍姫湖まつりin温井ダム』
龍姫湖まつりは、毎年10月下旬に西日本一の高さを誇る温井ダム(龍姫湖)周辺で行われるお祭りです。
木々が色づき始める山々と湖やダムなどの壮大さを感じながら、地元の特産品やステージイベントが楽しめます。この日だけの特別な体験もたくさんご用意されています。
秋のグルメと神楽やダンスが楽しめる「ステージ広場」
ステージもあるメイン会場では、秋ならではの特産品の販売や旬な食べものがいっぱいの屋台村が登場します。また、温井ダム音頭や地元高校生による軽音楽部のバンド演奏、伝統的な神楽なども披露されます。
屋台村では、約150名程度が座れるテーブルとイスが用意され、天然アユの塩焼きやモロコうどんなど特産品に加え、ステーキやメンチカツなどが並びます。ステージイベントを楽しみながら食欲の秋もご堪能下さい。(各年度によって、屋台メニュー及びイベントに変更があります。)
大迫力の放流と普段入れない場所での特別な体験
お祭りが行われるこの日だけしか体験できないものとして毎年多くの方が楽しみにしているダムの放流(約15分の2回放流 )や、いつもは入ることのできないキャットウォーク(作業用通路)にも入ることができます。
まだまだあります。伝説の「しわい階段」も一般開放されます。挑戦されるかどうかは皆さん次第です。
温井ダムや放流、このエリアの紅葉を見たことのない方はこちらの映像をご覧ください。
誰もいない静かな湖で秋を感じるアクティビティ
普段は入ることのできない龍姫湖では、カヤックやSUPの体験ができます(事前予約必要)。やったことのない初めての方でもインストラクターがいるので安心して参加することができます
【詳しくはこちらから】 レイククルージング~誰もいない静かな場所へ~
自然を感じながら、家族やお友達と歩いて楽しむ
湖や山々の自然を楽しみたいという方は、龍姫湖ウォーキングやお祭りの会場内で行われるスタンプラリーや抽選イベントに参加しましょう。温井で作られたお米や安芸太田町公式キャラクターのもりみんグッズなどの当たる抽選会に参加できます。(各年度によって、スタンプラリー、抽選会、商品など変更があります。)
駐車場やプログラムについて
駐車場の詳しい場所やプログラムについては、下記チラシにて確認して下さい。また、広い会場内を繋ぐシャトルバスと会場マップもこちらから。
中国自動車道「加計スマートIC」から車で約15分
想いを繋ぐ『つつがふるさとまつり』
つつがふるさとまつりは、昭和50年から「産業祭」として行われていたものを筒賀の地域づくりのイベントとして継承されたお祭りで、毎年11月初旬に開催されます。
地元の子供と大人が一体となり作り、繋ぐ
このお祭りは、地元の学生や地域の方々が一体となり作り上げます。ステージイベントでは、高校生による軽音部の演奏や中学生による和太鼓演奏やダンスなども披露されます。
最近では見かける機会が少なくなった農産物のせり売りも見ることができます。参加した気分になって一緒にお楽しみください。
お腹がすいたら、ふるさと市コーナーへ
ふるさと市コーナーでは、日本棚田百選にも選ばれている「井仁の棚田」でできたおいしいお米やお野菜、うどんから地域のお寿司や旬の焼き芋などが用意されています。
神楽や展示、様々な体験も楽しめる。
会場内には、地元と近隣の神楽団による神楽祭も同時に開催しています。この他にも地域の子供たちが一生懸命作った作品や、井仁の棚田で撮影された写真なども展示されます。
また、抹茶と和菓子を頂きなが心和むひとときを過ごせる野点体験もあるので、ご興味のある方は参加してみてください。
子供たちに大人気のエアードームや交通安全体験車「ヒコア」もやってくるので、この機会に体感してみてください。
筒賀の大銀杏のライトアップもお忘れなく
お祭り会場の近くには、樹齢1100年を超える「筒賀の大銀杏」があります。この時期は夜になるとライトアップもしているので、照らされる巨樹の迫力と、黄色く染まった銀杏の葉の美しさが織りなす幻想的な世界もお楽しみください。
【開催期間】
11月上旬 ~ 落葉まで (例年)
【ライトアップ時間】
17時30分 ~ 21時30分 (例年)
※天候によっては、点灯されない日もあります。
ライトアップ期間など詳細については「筒賀の大銀杏(おおいちょう)ライトアップについて」よりご確認ください。
駐車場やプログラムについて
駐車場の詳しい場所やプログラムについては、下記チラシにて確認して下さい。
お祭りの日時と開催場所
2024年11月10日(日)
中国自動車道「戸河内IC」から車で約5分
古い歴史が今でも続く、『楽市・楽座 加計五サー市』
五サー市という名前は「5のつく歳末の市」に由来します。5の歳末の市が、なまり五サー市となったそうです。
昭和初期まで交通の要衡として栄えた加計本通り商店街で旧暦の12月25日に町内外の多くの商人が一堂に集い市が行われていました。一時行われなくなったお祭りは、70数年の時を経て1998年に復活し、現在も同じ場所で行われ多くの方で賑わいます。
人と文化、街と故郷のふれあいを歩きながら感じてみてください。お祭りが開催される両日は近くの県名勝「吉水園」の一般公開と温井ダムの放流(午前と午後の全2回:約15分 )も行われています(※状況により変更があります)。
「楽市」おいしい食べ物が商店街にたくさん並ぶ
普段は車が通る国道434号線は歩行者天国となり、お店が多数並び賑やかになります。安芸太田町特産の祇園坊柿や白菜などの秋ならではの旬な野菜や田舎寿司や軽食などもあります。フリーマーケットも通りに並ぶので各世代がそれぞれ楽しめます。
(※2024年近年は、「元加計駅太田川交流館かけはし前広場」へ祭りの場所を移しイベント等多数実施しております)
「楽座」餅まきや神楽など多彩なイベントも充実
子どもたちは怖がるかもしれませんが、このしゃもじで頭をなでられご飯粒を付けてもらうと無病息災で過ごせると古くからいわれています。
「長尾神社」では神楽も実施されます。食べ歩きだけではなく、歴史や伝統にふれることもできるお祭りです。
「楽館」古き良き時代の自動車や日本庭園の一般公開
加計の街には木炭ガスを燃料にする目的で作られた木炭自動車が残る木炭自動車館や、秋には4日間だけ一般公開される吉水園やキハ28ディーゼル車両の動態展示も行われます。
【秋の吉水園一般公開 】 入場料:200円
4日間しか入ることのできない「秋の吉水園」はこちらからご覧ください。
※過去例年は、11月の土曜日曜2週分(計4日)実施されていますが、状況により中止や日数縮小が行われることもあります。最新情報については「五サー市と秋の吉水園一般公開」をご確認ください。
古民具を見れる鍛冶屋館や近隣の公園ではゆったりとコーヒーを飲めるMoon caféなども行われます(※各年度の状況により変更もあります)。
駐車場やプログラムについて
駐車場の詳しい場所やプログラムについては、下記チラシにて確認して下さい。
※2024年度(令和6年度)最新
◆開催日は通行止め区間があります。
◆駐車場などについては係員の指示に従ってください。
お祭りの日時と開催場所
2024年11月9日(土)、11月10日(日)
中国自動車道「加計スマートIC」から車で約10分
最後に
秋ならではのあきおおたの3つのお祭り、どれも紅葉が見頃となる時期に開催されます。お祭りを目当てに行くも良し、紅葉狩りついでに寄るも良しなのでこの時期にしか楽しめないお祭りをしっかりと満喫してください。
田舎町ならではの、のどかさや懐かしさ、人とのふれあい、都会では買えないものを探して歩いてみてください。