地ビールで地域へ恩返し~覆面麦酒醸造職人が田舎で起業に挑戦する理由~
第二の故郷である広島県最高峰の山「恐羅漢」で誕生し、感謝の想いを胸に新たなリングへあがる決意をしたオソラー・カーン。
一風変わった風貌のマスクマンが新たな挑戦に向けて下山を決め、新たなマスク(ツギノマスク)をつけた想いについて迫ります。
覆面マスクマン「オソラー・カーン」をご存じない方へ
オソラー・カーンとは、一人の現役プロレスラー・・・ではなく、ただの現役プロレスファンの一般的な成人男性。覆面を被った単なる目立ちがり屋とも言いかえることもできます。
これまでの10年間、恐羅漢にあるスキー場やキャンプ場などで覆面鉄板職人として焼きそばを焼いたり、ハンバーガーを作ったりと、人生の修業を積み重ねてきました。
マツダスタジアムでは、安芸太田町の名物「漬物やきそば」でカープを応援♪
この装いからは想像できないマスクの奥に潜む目の優しさや緩やかな口調は愛される理由のひとつです。
地域への恩返し、農産物がふんだんに詰まったモノづくり
山を下りて、何を始めるんですか?
「10年間育ててくれた町の皆さんに愛されるような安芸太田町のオリジナル地ビールを作ります。」
ネイチャータウンの安芸太田町には、綺麗でおいしい天然水があり、今でも暮らしの中でその水を使うという文化が残っています。
この天然水で入れるコーヒーや和食料理は一味違います。
また、大地の恵みがこの美味しい天然水とタッグを組めば、プロレス史上最高の一品、、、ではなく、オリジナル地ビール史上最高の傑作ができるのではないかと直感的に感じたので、、新たなマスクをまとい、新しいリングへのぼる決意をしました。
簡単に要約すると・・・
安芸太田町の「美味しい天然水」と地域の方々が大切に育てる「野菜や果物」を組み合わせた地ビールを作り、お客様へお届けし、自分を育ててくれた地域へ恩返しをしたい。
と言われています。
地域に根付く「人生をかけた挑戦」
なぜ、ビールづくりだったんですか?
町内にあるモノを使って地域密着型オリジナル地ビールで安芸太田町を盛り上げたい!からです。
安芸太田町は、広島県内で一番人口の少ない町で、人口減少率や高齢化率もトップクラス。でも、この町の何気ない日常の中には大切なものがたくさんつまっています。
お酒には国や地域を問わず人と人が親しくなり、笑顔にするという「不思議な力」もあると思います。
大きな声では言えませんが、もちろん僕自身もビールをが大好きなんです。
あとは、旅行とかキャンプやアウトドア、スノースポーツに来てくれる方々の楽しみのひとつにもなれば嬉しいし、地域の方が出かける時にお土産として使ってもらえるようになれば嬉しいです。
そうなれるように人生をかけて挑戦していきます。
どんな味を楽しめるんですか?
全部で4種類あります。
恐羅漢(米ホワイトエール)
白くて、味わいはすっきりとしたスタイルです。まろやかな口当たりで、副原料による柑橘系やスパイスの香りがあり、柔らかな酸味でヨーグルトのような味わい。町内産の米を使用することで飲みやすくバランスよく仕上げました。
三段峡(菊芋ゴールデンエール)
きれいな黄金色をしたビール。柑橘系の爽やかな香りとすっきりとした味わいが特徴。町内産の菊芋を加え、フルーティーで飲みやすいです。
温井ダム(紫芋エール)
オリジナルエール。ホップは気品のあるタイプのアロマホップで柑橘系の香りがします。安芸太田町産の紫芋を加えることで、紫芋の色、風味、味わいが楽しめます。
井仁の棚田(南瓜エール)
モルトはコクのある味わいでホップは甘い香りが楽しめるスタイル。 安芸太田町井仁産まれのかぼちゃを加えることで、コク、香り、バランスのいい味わいです。
4種類それぞれのラベルには町の四季や見所が分かるようにイラストと観光地の名前を付けました。
みなさんへのメッセージ
安芸太田町に足を運んでもらって、この地でそれぞれの景色や空気を感じながら味わってほしいです。
大手ビールメーカーではできない小規模生産の強みとここにいるからこそ分かるこだわりと熱い想いを持ってこれからも続けていきます。
将来的には、安芸太田町特産の高級柿「祇園坊柿」を使ったワインや子供が大好きなサイダーなども作っていけたらと考えています。
最後に
これまで育ててくれた地域と自分の生まれた広島県を盛り上げていくために、覆面麦酒醸造職人は今日も仕込み続けます。
住所 | 〒731-3664 広島県山県郡安芸太田町大字上殿616-1 |
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電話番号 | 0826-22-6523 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
こちらの商品は、道の駅来夢とごうちもしくは下記通販サイトでもお買い求めいただけます。
■町内では、戸河内IC前のセブンイレブンでもご購入できます。
■広島市内では本通りにある「ひろしま夢ぷらざ」と横川にある「山中酒店」でお取り扱いがあります。