「もしもツアーズ」で広島の秘境三段峡の滝や植物がつくる大自然の美しさが放送されます~今年の夏は渡船で涼しく秘境へGO~
2019年8月31日土曜日の18時30分からフジテレビ系列で放送されている旅行バラエティ番組「もしもツアーズ」で広島県の秘境「三段峡」が放送されます。 ※一部放送日時が異なるエリアもありますのでご了承ください。
日本全国にある地域の魅力を紹介する番組で、サブタイトルには「the tour makes your Sunday Happy」、ツアーはあなたの日曜日を幸せにする。という内容で安芸太田町の魅力がご紹介されます。
今回の舞台は、広島県にある秘境、西日本有数の国の特別名勝「三段峡」
「大自然を楽しもう!広島の絶景・三段峡ツアー」というテーマで、キャイ~ンのウド鈴木さんと天野ひろゆきさんと3代目ツアーガイドの福原遥さん、週替わりレギュラーにはKis-My-Ft2の玉森裕太さんと森や川、植物にも詳しい元フジテレビアナウンサーの益田由美さんがゲストの5名で秘境の絶景や珍しい植物などを探しながら歩き、三段峡を満喫されます。
放送される前に、三段峡の美しい姿や歩き方を少しだけご紹介します。
この記事に出会ったみなさんの日曜日が少しでも幸せになれば幸いです。ちなみにですが、土曜日でも幸せになれます、夏休みや秋の紅葉シーズンでもいつでもお待ちしています。
海外の旅行専門誌で三ツ星評価、国の特別名勝「三段峡」とは?
広島県北西部に位置する安芸太田町にある三段峡は、宮島にある世界遺産の厳島神社や原爆ドームに続きフランスの旅行専門誌「ブルーガイド」で最高格付の三ツ星の評価を頂いた全長16kmの大峡谷です。
自然美溢れる三段峡には、春には新緑、夏には涼しさを求めて、秋になれば紅葉の色合いが見事に染まります。
峡内には人力の渡舟に乗らないと出逢えない風景が2つあります。
一つは、上でご覧いただいた「黒淵(くろぶち) 」です。
もう一つは、高さ20m以上の岸壁がそびえ立ち、清流が緩やかに流れる狭い隙間を縫って進む渡舟で壮大な二段滝を見に行く「猿飛(さるとび)」です。
昔は、隙間の上を猿が飛び交っていたことからその名がつけられました。
透明度の高い水や美しく異なる表情を見せる滝の数々、渓谷内には何年も我々よりも長く生きてきた木々や苔などの植物、巨大な岩盤や石、そこに生息する生き物たちがいます。
幾年もかけてできてきた自然の神秘的な世界に出会うことができます。
三段峡の歩き方と見所スポットなどの魅力について
今回は、番組内で出演者の皆さんが歩かれた黒淵コースをご紹介します。実際に歩いた様子は番組内でお楽しみください。
黒淵コースは、三段峡に行くのが初めてという方にもお勧めでコースです。
スタート地点は「三段峡正面口」です。広島駅新幹線口や広島バスセンターからバスでアクセスができます。また、レンタカーやマイカーの方は「三段峡正面口駐車場」へ駐車して歩き始めましょう。
三段峡内へ入るには、三段峡ホテルの前を通り、赤い橋「長淵橋」を渡ります。
この橋では、水の美しさや空気感の変化に触れてみてください。広島市内と比べてマイナス5度程度は気温が低く、森や川からの風、水の音での涼しさで気持ち良さを体感できます。
峡谷内を歩くごとに表情の変わる景色は、我々の五感を楽しませてくれます。
巨大な石「狼石」。左下にあるのが人間サイズ程度の看板なので大きさが伝わってきます。昔は看板の右横にある三角形の場所でラムネが売られていたそうです。
こちらは、正面口から歩き始めて約15分の場所にある「姉妹滝」
歩いている途中には、自然物だけで作られた天然石の休憩スポットもあります。
何も知らなければただの石ですが、これは約100年前に未開の地だった三段峡の道を切り開き、人生をかけて三段峡を世に広めた熊南峰(くまなんぽう)の想いが詰まっています。
歩いてみるとわかりますが、少し疲れたなという場所にあり、ただ休むだけではなく眺めの良い場所に設計されています。
かつて峡内の道が作られた時に、歩かれる方をイメージし、少しでも喜んでいただこうと空間をデザインした思いやりを感じていただけることでしょう。
景色や風を感じながらゆったりと歩くと、「黒淵渡舟乗り場」へ到着します。
絶景の様子はこちらからご覧いただけます。移動中や静かな場所でもご覧いただけるように音声なしバージョンです。
黒淵渡舟に乗って向かう先は「黒淵荘」です。
黒淵荘は、三段峡内で唯一のお食事・休憩スポットです。ゆったりとした時間を過ごしたり、美味しいごはんを食べてエネルギーチャージをしてください。お手洗いもあります。
秘境感たっぷりの絶景を見ながら、炭火で焼かれたの地元産のヤマメや三段峡の綺麗な水で味わうコーヒーは絶品です。
これからの暑い夏の時期は、流しそうめんもおススメです。三段峡の湧き水は世界的に見ても珍しい超軟水。和食の料理の味を引き立てることでも知られています。
三段峡で出会うことのできる美しい生き物の世界について
季節にもよりますが、三段峡で楽しめるのは景色だけではなく、美しく咲き誇る花々や健気に生きる植物や峡谷内の生き物たちの姿です。
この他にも、特異な形をした自然のアートにも出会えます。種として大地に落ち、芽を出して何年もかけて生き抜いていくために形を変化させてきた木々。自分が好きな作品を探し出しながら歩いてみてください。
この他にも色んな生き物との出会いがあります。
最後に少しだけ三段峡を歩く時の注意点など気を付けるポイントもご紹介します。
三段峡散策時の気を付けるポイント
・遊歩道での写真や動画の撮影は立ち止まってしましょう。
写真や動画を撮影したくなる場所が多い三段峡ですが、撮影に集中していると転落や転倒の危険があります。撮影する際にはできる限り動きながらではなく、立ち止まって撮影をしましょう。
・自然の中の危険性を頭の中に入れておきましょう。
三段峡は切り立つ山々にある渓谷なので、落石や倒木などがある可能性があります。沢筋や落石がありそうなポイントで立ち止まらないようにしましょう。
・三段峡内での植物はとったりせず、見て楽しみましょう。
特別名勝である三段峡は、文化財保護法により植物の採取が禁止されているのでご協力をお願いします。
三段峡の周辺スポット情報とアクセスについて
周辺スポット
黒淵渡舟
〇運行予定期間
毎年4月中旬から11月下旬まで
※前日・当日の天候や増水状況等によっては運休となる場合があります。
※三段峡正面口入口にある峡内MAP看板の下に渡舟運行情報看板がありますので、入峡前にご確認下さい。
〇営業時間
9:00~16:00
※日没時間によって終了時間が変更する場合があります。
〇料金
大人(高校生以上)往復500円 片道300円
小人(中学生以下)往復400円 片道200円
幼児無料
ペット同伴可
〇黒淵までのアクセス
三段峡正面口より遊歩道を徒歩で50分
黒淵荘
〇営業日
毎年4月中旬から11月下旬まで
12月~3月の間休業
※前日・当日の天候や増水状況等によっては、黒淵渡舟と合わせて休業になる場合があります。
〇営業時間
9:00~16:30
※日没時間によって終了時間が変更する場合があります。
〇料金
平均予算 1000円~2000円(カード不可)
〇席数
テーブル10席、お座敷8席(全席禁煙)
〇オススメメニュー
やまめの塩焼き、流しそうめん、コーヒー
猿飛渡舟
〇運行予定期間
毎年4月中旬から11月下旬まで(土曜・日曜・祝日の運行)
ゴールデンウィーク(5月中旬)・夏休みシーズン(8月中旬)
紅葉シーズン(10月下旬~11月下旬頃)は毎日運行予定
※前日・当日の天候や増水状況等によっては運休となる場合があります。
〇営業時間
10:00~15:00
〇料金
大人(中学生以上)往復500円
小人(小学生以下【幼児含む】)往復300円
ペット同伴不可
〇猿飛までのアクセス
水梨口駐車場より遊歩道を徒歩で30分
三段峡ホテル(三段峡正面入口)
〇営業日
年中無休
〇部屋数・定員
最大定員47名
(和室8畳4人 7室、和室6畳3人 2室、17.5畳8人 1室、14畳7人 1室)
〇料金
1泊2食付き(税別)2名利用時の1名の料金
9650円~
〇駐車場
10台収容可
〇お問い合わせ
三段峡ホテル 0826-28-2308
三段峡正面入口までのアクセス
今回ご紹介した三段峡の遊歩道、黒淵渡舟・黒淵荘をご利用の方は「三段峡正面入口」までお越しください。
電車はないため、マイカーやレンタカー、バスをご利用いただきお越しください。
広島市内から車でお越しの方や駐車場情報については、以下の記事を参考にしてください。
原爆ドーム、厳島神社、石見銀山などの中央に位置する安芸太田町は、中国地方の世界遺産巡りへ行く際に拠点とする方も多いエリアです。
三段峡は少しだけ歩く散策にも良し、本格的なトレッキングも楽しめる峡谷です。峡谷内に足を進めるごとに異なる表情は飽きることなく、見所スポットが満載、歩くだけではなく「絶景飯」も楽しみに歩いてみてくださいね。
大自然の中に大切な人と身をゆだね、ゆっくりと流れる時間、至福の時をお過ごしください。